【右股関節の痛みでお困りの方へ】整骨院での根本改善アプローチとは?
2025年06月9日
右股関節の痛みは日常生活に大きな影響を与えます
「歩き出すときに右の股関節がズキッと痛む」「立ち上がるときに引っかかる感じがする」―このような症状はありませんか?
右股関節の痛みは、日常生活に大きな支障をきたすだけでなく、長期間放置することで慢性化し、歩行障害や姿勢のゆがみにもつながります。本記事では、整形外科と整骨院の違いを明確にしながら、整骨院での右股関節痛の根本的な改善法をご紹介します。
右股関節の痛みとは?主な症状と特徴
右股関節の痛みは、以下のような特徴的な症状があります。
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歩き始めや階段の昇り降りで痛みが出る
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立ち上がるときに引っかかるような感覚がある
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あぐらや片足立ちの姿勢が取りづらい
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寝ているときにも痛みがあり、眠りが浅くなる
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腰や膝まで痛みが広がることがある
このような症状が出ている場合、単なる筋肉疲労ではなく、関節や骨盤の歪み、筋膜や神経の問題が隠れているケースもあります。
原因を徹底解説!右股関節の痛みが起こるメカニズム
1. 骨盤のゆがみやズレ
骨盤の傾きやねじれにより、股関節に過剰な負担がかかることで痛みが発生します。特に右利きの方は右側に体重をかける癖があり、右股関節に負担が集中しやすくなります。
2. 筋膜の癒着や硬化
長時間の座り仕事や運動不足により、股関節まわりの筋膜が硬くなり、可動域が狭まり痛みを引き起こします。筋膜の癒着は動作時の引っかかり感の原因にもなります。
3. 変形性股関節症(初期)
40代以降の女性に多く見られ、股関節軟骨がすり減ることで炎症が起こり、痛みとして現れます。初期段階では整形外科でも「異常なし」と言われがちですが、違和感や不快感を見逃さないことが重要です。
4. 神経の圧迫
腰椎のゆがみや筋緊張により、坐骨神経などが圧迫され、股関節周囲にしびれや鋭い痛みを感じることがあります。これはいわゆる「関連痛」であり、原因が股関節以外にある場合も多いです。
整形外科と整骨院の違いを正しく理解しよう
整形外科
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主に画像診断(レントゲン・MRI)を用いて骨の異常を確認
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痛み止めの処方や注射、手術など医療的な対応が中心
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骨折や脱臼、変形性関節症の重度例などの対応に優れる
転倒してから股関節に激痛が走る、痛くて歩くのも困難、など重症な場合はすぐに整形外科を受診しましょう。歩けるけど実は骨折している場合もありますので後々のためにも早期の診断が必要です。
鍼灸整骨院
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骨格・筋膜・関節の動きやバランスを評価し、手技療法で整える
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レントゲンに写らない“機能的な異常”へのアプローチに強い
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日常の動作や癖を改善し、痛みの根本原因に対処
つまり、「画像診断で異常が見つからなかったけど痛い」「湿布と薬では良くならない」といった方には、整骨院での施術が非常に効果的です。
整骨院での右股関節痛へのアプローチとは?
1. 徹底した問診と評価
当院では、痛みの出る動作や姿勢、歩行パターンなどを詳細に確認します。日常生活や仕事の動作からくる慢性的な癖を見極めることが、根本改善への第一歩です。
2. 骨盤・背骨・股関節の連動性を調整
股関節は骨盤や腰椎と密接に連動しています。関節の遊びを取り戻し、骨格のゆがみを整えることで、自然な関節の動きと筋肉のバランスが回復します。
3. 筋膜リリース・トリガーポイント療法
硬くなった筋膜を緩め、痛みを引き起こす“トリガーポイント”に対するアプローチを行います。これにより、股関節の可動域が広がり、痛みの軽減が期待できます。
4. 鍼灸治療との併用
必要に応じて、股関節周囲や腰部への鍼治療を行い、自律神経の調整や血流改善を促します。慢性化した痛みに対しては特に有効です。
5. 日常生活の指導・セルフケア
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正しい座り方・立ち方の指導
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股関節のストレッチや体幹トレーニング
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負担の少ない歩き方の習得
治療と併せて、再発しない体づくりを目指します。
自宅でできるセルフチェックと予防法
以下のような症状があれば、早めの対処が必要です。
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仰向けで寝たときに、右膝が外側に倒れにくい
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片足立ちで右側だけグラつく
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朝起きたときに右股関節がこわばる感じがある
これらは股関節機能の低下サインです。自宅では以下のケアを行いましょう。
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骨盤の左右差を整えるストレッチ(下の図をご参照ください)
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股関節をやさしく回すモビリティエクササイズ
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長時間の同一姿勢を避ける(1時間ごとの軽い歩行)
通院期間と回復の目安
症状の程度によりますが、初期の違和感や軽度の痛みであれば、1〜2ヶ月の施術とセルフケアで改善が見込めます。
ただし、慢性化している場合や骨盤の強い歪みがある方は、3〜6ヶ月を目安に継続的な通院が必要です。個別の評価により、最適な回数をご提案いたします。
まとめ:痛みを我慢せず、早めの対処を
右股関節の痛みは、体のバランスや筋膜、関節の機能異常からくることが多く、レントゲンでは捉えきれないものもあります。当院では、根本から原因を見極め、丁寧な施術と再発予防の指導で、健康的な身体づくりをサポートいたします。
「整形外科では異常がないと言われた」「湿布や薬では治らない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 右股関節の痛みは整形外科で見てもらうべき?
A. 骨折や変形性股関節症の重度例が疑われる場合は整形外科へ。それ以外の違和感や動きにくさは整骨院でも対応可能です。
Q. どのくらいの頻度で通院が必要ですか?
A. 初期は週2回、その後週1回を目安に、段階的に施術間隔をあけていきます。
Q. 健康保険は使えますか?
A. 急性の外傷である場合は保険適用が可能ですが、慢性的な痛みの場合は自費施術となります。詳細はご来院時にご案内いたします。