こめかみの痛みの原因と対処法解説
2025年06月16日
このような痛みや症状でお悩みではありませんか?
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こめかみにズキズキと脈打つような痛みを感じる
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緊張すると頭の横が締めつけられるように痛む
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目の奥の疲労感と共にこめかみに重さを感じる
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顎の動きと連動してこめかみにも違和感がある
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痛み止めでは一時的にしか効果がなく、再発する
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雨や低気圧の前に頭が重くなり、特にこめかみに痛みが集中する
このような症状は、単なる「偏頭痛」や「疲れ目」では片づけられない場合があります。こめかみの痛みは、頭部・顎・首・肩・自律神経など、多くの要因が複雑に絡み合って発生するため、原因を的確に見極め、根本から改善することが重要です。
こめかみの痛みの原因とは?
こめかみの痛みには、主に以下のような原因が考えられます。
① 筋緊張性頭痛
長時間のデスクワークやスマホ操作によって、首や肩の筋肉が緊張し、側頭筋(こめかみ付近の筋肉)にも負荷がかかることで、圧迫感や鈍痛が発生します。
② 片頭痛(偏頭痛)
脳血管の拡張や収縮の異常、自律神経の乱れにより、拍動性の痛みがこめかみに出ることがあります。女性に多く、ホルモンバランスの影響やストレス、天候の変化も関連します。
③ 顎関節症との関連
歯ぎしりや食いしばり、噛み合わせのズレにより、側頭筋や咬筋が過緊張を起こし、こめかみに放散痛(関連痛)として現れることがあります。
④ 自律神経の乱れ
ストレスや睡眠不足により交感神経が過剰に働き、血流のコントロールが不安定になると、こめかみ周辺に締めつけや圧迫感を感じやすくなります。
⑤ 首や肩の骨格・筋肉バランスの乱れ
猫背やストレートネック、骨盤のゆがみなど全身のアライメント異常が、最終的に頭部の負担としてこめかみに現れることがあります。
一般的な治療
一般的な医療機関では、こめかみの痛みに対して以下のような対症療法が行われます。
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鎮痛薬や筋弛緩薬の処方
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頭部・頚部のマッサージ
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湿布や電気治療
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精神的ストレスに対する抗不安薬の処方
これらの方法は一時的な症状緩和には有効ですが、根本原因である「筋肉の慢性的な緊張」「自律神経の乱れ」「顎関節の不調」「姿勢のゆがみ」などに対してアプローチしていない場合、痛みが繰り返し起こることになります。
あさひろ鍼灸整骨院のアプローチ
当院では、こめかみの痛みを“頭だけの問題”とはとらえません。身体全体のバランスや神経系の状態、生活習慣にまで目を向けて、根本的な改善を目指します。
主なアプローチ
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筋膜・筋肉への手技療法(トリガーポイントアプローチ)
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姿勢評価と骨格矯正(頚椎・胸椎・骨盤)
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鍼灸による自律神経調整と血流改善
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顎関節の可動チェックと緩和手技
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眼精疲労やストレス対策のアドバイス
このように西洋医学と東洋医学の両面から総合的にアプローチすることで、症状の改善と再発防止を図ります。
鍼灸・手技療法・矯正による効果
鍼灸治療の効果
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自律神経を整え、片頭痛の頻度を減少させる
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側頭筋や咬筋の緊張を緩める
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脳血流の循環を促進し、神経の興奮を鎮静化
特に「太陽」「風池」「百会」「顖会(しんえ)」といった経穴は、こめかみの痛みに対する鎮痛効果が高く、当院では痛みの種類に応じて選穴します。
手技療法・整体の効果
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首や肩の可動域を改善し、筋緊張性頭痛の緩和
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頭部へ向かう神経の圧迫を軽減
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姿勢矯正により、頭の重みが適正に分散される
顎関節アプローチ
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顎のズレや噛み締め癖を緩和し、咀嚼筋による痛みの連鎖を断つ
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咬筋〜側頭筋の連動を改善し、こめかみへの負担を軽減
症状が悪化する前に受診をおすすめする理由
こめかみの痛みは慢性化しやすく、進行すると以下のような悪循環に陥ることがあります。
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薬に頼りがちになり、薬効が薄れる
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頭痛が日常化し、仕事や育児に支障が出る
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ストレスや不安感が強くなり、精神的な不調にもつながる
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睡眠の質が悪化し、回復力が低下
「たかが頭痛」と侮らず、早い段階で身体のゆがみや神経の異常を整えることで、予後も大きく変わります。当院では初回のカウンセリングと検査を丁寧に行い、患者さま一人ひとりに最適な治療プランをご提案しています。
他院との違いと当院の強み
当院のこめかみの痛みに対する施術は、以下の点が他院と異なります。
比較項目 | 一般的な整骨院 | 当院の施術 |
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対応範囲 | 痛みの部位中心 | 姿勢・顎関節・自律神経まで全身対応 |
治療法 | 電気やもみほぐし中心 | 鍼灸+整体+矯正を組み合わせ |
カウンセリング | 簡易問診のみ | 東洋医学的な脈診・舌診も含めた丁寧な評価 |
予防提案 | アドバイス中心 | セルフケア・姿勢指導・生活指導の実施 |
根本からの改善を目指すからこそ、「その場しのぎ」ではない持続的な効果を実感いただいています。
実際の改善事例紹介
【30代・女性・事務職】
週3回のデスクワークで夕方になるとこめかみがズキズキ。鍼灸と首肩の筋膜リリースを3週間継続したことで、痛みが半減。現在は月1回のメンテナンスのみで快適に。
【40代・男性・営業職】
顎関節症と診断され、歯ぎしりの癖が原因でこめかみに痛みが出ていたが、顎関節のアプローチとストレッチ指導で症状が緩和。片頭痛も改善し睡眠の質も向上。
よくあるご質問(Q&A形式)
Q. 痛み止めを飲んでも効かない場合でも対応できますか?
A. はい。当院では薬が効きにくい慢性頭痛にも、鍼灸や整体で神経系・筋緊張の改善を図ります。医師の診断により、脳疾患などの重篤な頭痛でないと判断された場合は是非ご相談ください。
Q. 鍼が怖いのですが、刺さない治療はありますか?
A. 刺さない鍼(てい鍼)や温灸、手技療法だけでの対応も可能です。安心してご相談ください。
Q. 保険は使えますか?
A. 原因が明確な場合(例:顎関節症や頚部痛など)には保険適用が可能です。詳細はお問い合わせください。
まとめ:こめかみの痛みは我慢せず、早期の対処を
こめかみの痛みは、日常生活に大きな支障を与えるだけでなく、慢性化することで精神的・身体的な悪循環を引き起こします。薬に頼る前に、まずは身体の状態を丁寧にチェックし、根本的な改善を目指してみませんか?
当院では、鍼灸と手技療法、姿勢・顎関節の調整を通して、原因からしっかりと改善していく施術を行っています。どこに相談すればいいか迷っている方も、ぜひ一度ご相談ください。