寒い時期は巻き肩に注意!原因・症状・改善方法を詳しく解説
2024年11月29日
寒い季節に多い巻き肩のトラブルとは?
寒い季節になると肩や首に不調を感じる方が増えます。その中でも「巻き肩」は特に注意が必要です。巻き肩は、肩が内側に巻き込まれるような姿勢になる状態を指します。この姿勢は肩や首、背中に痛みを引き起こすだけでなく、呼吸や血行にも悪影響を与えることがあります。
今回は、寒い時期に巻き肩が起こりやすい理由や具体的な症状、さらに効果的な改善方法について詳しく解説します。
巻き肩の原因:寒い季節に特有の要因
巻き肩は日常的な姿勢の乱れや筋肉のアンバランスが原因で起こりますが、寒い時期には以下の要因がさらに悪化を招きます。
冷えによる筋肉の硬直
冬場は寒さの影響で血行が悪くなり、肩周りや背中の筋肉が硬くなります。この状態が続くと、自然と肩が内側に引っ張られ、巻き肩の状態になりやすくなります。
防寒姿勢による猫背化
寒いと自然に肩をすぼめ、体を縮めてしまうことがあります。この姿勢が長時間続くと、巻き肩だけでなく猫背も併発しやすくなります。
厚手の衣服による影響
冬場の厚手のコートやセーターは、肩や胸部の可動域を制限します。その結果、肩の正しい位置が保たれず、巻き肩を助長する可能性があります。
巻き肩の症状:気づかないうちに進行する不調
巻き肩は初期段階では目立った痛みや不調を感じにくいことが特徴です。しかし、放置すると次第に以下のような症状が現れます。
肩や首のこり、痛み
巻き肩により肩甲骨が正常な位置からずれることで、周囲の筋肉に過度な負担がかかります。その結果、肩や首に慢性的なこりや痛みが生じます。
頭痛やめまい
首の筋肉が緊張すると、頭部への血流が悪化し、頭痛やめまいの原因となります。
呼吸の浅さ
巻き肩になると胸が圧迫され、深い呼吸がしにくくなります。これにより酸素不足を感じることがあり、疲れやすさが増すこともあります。
手のしびれ
肩や首の筋肉が神経を圧迫すると、手や腕にしびれを感じることがあります。
巻き肩を改善する方法:柔道整復師がおすすめする施術とセルフケア
巻き肩の改善には、専門的な施術と日常的なセルフケアが効果的です。
接骨院で受けられる施術
肩甲骨はがし
肩甲骨周りの筋肉をほぐし、正しい位置に戻す施術です。これにより巻き肩の根本原因を改善します。
姿勢矯正
骨盤や背骨のゆがみを整えることで、肩の正しい位置を取り戻します。柔道整復師の専門技術により、安全かつ効果的に行えます。
筋膜リリース
筋膜の癒着を解消することで、肩周りの可動域を広げ、痛みを軽減します。
自宅でできるセルフケア
ストレッチ
毎日5分の肩甲骨ストレッチを習慣にすることで、筋肉の柔軟性を保つことができます。
姿勢を意識する
胸を張り、肩を後ろに引くような姿勢を意識しましょう。特にデスクワーク時には、定期的に肩回しを行うことをおすすめします。
温熱療法
肩や首周りを温めることで血行を促進し、筋肉の緊張を緩和します。
巻き肩を予防するための生活習慣のポイント
巻き肩を予防するには、日常生活での姿勢や動作に注意を払うことが重要です。
正しい姿勢を保つ
座るときや立つときに背筋を伸ばし、肩を自然に開くことを意識しましょう。
適度な運動を取り入れる
ヨガやピラティスは、姿勢改善に非常に効果的です。
肩に負担をかけない服装を選ぶ
冬場でも肩や胸が圧迫されにくい柔らかい素材の服を選ぶとよいでしょう。
おわりに:寒い時期だからこそ巻き肩のケアを
寒い時期は筋肉が硬直しやすく、巻き肩を悪化させる要因が増えます。しかし、適切なケアや施術を受けることで、痛みや不調を予防することが可能です。当院では、巻き肩改善に特化した施術やセルフケアのアドバイスを行っております。寒い季節だからこそ、体を大切にケアして快適な毎日を送りましょう。
巻き肩や肩こりでお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください!